高校の友達がいない事を裏で地元のツレにいじられてた話

高校の話題は苦手だ

 

吾輩は陰キャラである。

 

自分の高校時代は暗黒でありマジでつまらない高校へ行った事を後悔した。

 

雰囲気に馴染めず友達が一人もいなかったからだ。

 

以前も書いたと思うが中学時代はそれなりにリア充していたのだ。

 

だが、高校時代は、授業、休み時間、修学旅行、遠足は全てがぼっち。

 

キョロ充ですらなかった。

 

高校が終わってからも真っ直ぐ帰宅し夜は地元の友達と遊ぶのがルーティーだった。

 

他愛もない話を公園やファミレスとかでダラダラ喋ったりそんな週末であった。

 

いつものように公園で友達3人で遊んでいて高校の友達の話題になった事があった。

 

ぼっちの俺以外の2人はそれなりに高校でもリア充で実に楽しそうであった。

 

俺はプライベートで高校の友達(そもそもいない)と遊んだことがない。

 

よって話せるネタが何一つないのである。

 

童貞が飲み会でSEXの話題になった瞬間に黙るあの感じである。

 

とどのつまり気まづいのだ。

 

あぁ今日も高校の話題か...なんか居心地悪いなと思い席をたった。

 

ちょい俺ジュース買ってくるわけどみんなの分もついでに買ってこようか?

 

すると友人のタジマとワダがじゃコーヒーよろしくねと言った。

 

監視してみた

 

実は飲み物を買うのは口実で俺がいない所でどんな話題を話のか興味があった。

 

前々から思っていたのだがタジマは人の細かい部分や違和感に気づく奴なのだ。

 

そして昔から友人に対し陰でマウンティングをとる傾向がある奴なのだ。

 

絶対俺の事も言っているであろう自信があった。

 

とりあえず遠くのコンビニに買いに行くとLINEを入れ公園の陰から監視することにした。

 

すると五分も立たないうちに案の定俺の話題が出た。

 

タジマ「てかさ、陰キャラマン高校に友達いんのかな?」

 

ワダ「うーんいるんじゃないかな?」

 

タジマ「あいついつも高校の話題出たら黙ってね?」

 

ワダ「まー確かにそうだな」

 

(ちなみにワダはマウンティングをとらない奴だ)

 

タジマ「あいつ友達いないんじゃね?笑」

 

ワダ「その可能性はあるけど一人くらいはいそうだけどな」

 

タジマ「だってよあいつから高校のツレの話題でねーじゃん笑」

 

ワダ「まー色々あるんだよあいつにもソッとしといてあげようぜ」

 

ワダはいい奴だ...

 

それに引き換えタジマは予想通りの奴だ...

 

タジマ「帰ってきたらもうちょい高校の話題で奴の反応見てやるか笑」

 

こいつ真性のクズだな...

 

サプライズ登場してみた

 

コーヒーを購入後に公園のベンチ楽しそうに喋っている裏から登場してみた。

 

するとタジマの顔が青ざめていた。

 

タジマ「おっおう、帰ってきてたのかよ」

 

陰キャラ「ん、まーなコーヒーほらよ」

 

ワダ「サンキュー」

 

陰キャラ「高校の話題してた? 話してていいよ」

 

タジマ「ん、まぁもう大丈夫だよ」

 

タジマはあきらかに動揺している

 

陰キャラ「実はさずっとあそこの陰からお前らの会話聞いてたよ笑」

 

タジマ・ワダ「...」

 

陰キャラ「...」

 

この沈黙は7.8年経った今も続いている...